あー長い期間開けてしまったなあ。
そもそもの発端は『くらやみの速さはどれくらい』の感想で悩み過ぎたのが原因なんだけれど。無理して書いてみよう。

主人公のルウより早く生まれたせいで現代の自閉症と同程度の症状のまま暮らさざるをえない人間がいる。名前は忘れてしまったけど。この人の扱いがどうなんだろうなあと悩んでいるままにどう感想を書いたらいいかわからなくなった。

治療したりうんぬんという話は、たしか解説にも書いてあったけど、動機は多分1ページ目に書かれているんじゃないかと思った。それはそれでいい。別のところを読むべきところがあるのだから。
治療を受けるにいたるまでのルウの生活、悩みを書いている部分は、ああこの人はいい人なんだなあと共感を持って読めるんだけど、はて自閉症というのを頭に入れて読むべきなのか、それとも少しコミュニケーションをとる能力に欠けているだけの普通の好青年ととらえて読むべきなのか、そこに一番悩んだ。

そもそもおもいっきり読み方を間違えている可能性もあるんでちと辛い。

他に6月読んだ本を駆け足で。
『ハイぺリオン』おもしろい。
『ハイぺリオンの没落』おもしろい。他にわたくしごときがなにをいえましょう。
サマー/タイム/トラベラー』こいつらあたまいいくっそーおれもぼるへすくらいよんでやるかんな。

来月は『サマー/タイム/トラベラー』に触発されて、ボルヘスでも読もうかと図書館でさがしてみたらカルヴィーノエリアーデもあったんでここらへんを読んでいきたいと思ってます。感想は書けないだろうなあ。