2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

デイヴィッド・イーリイ 白須清美訳 『ヨットクラブ』 晶文社

読んだりネットで検索などしたりして、乙一、イーリイ、スタージョンは似ているということに気付いた。三人異色作家でくくられているけれども、ここは独断と偏見で「何なんだこれは。」派とくくることに決めました。ちゃんちゃん。それでは各編の感想に移り…

ロバート・J・ソウヤー『さよならダイノサウルス』 ハヤカワ文庫SF

まずトロエドンくんがかわいかった。片方だけで行うまばたきであるとか、真夏のアスファルトにはだしで立っているように片方の足だけを地面に交互につけて立っているのなんてラブリーじゃないでしょうか。多分おめめもパッチリしているんだと思いますよ、黄…

早川書房のホームページで確認したが、グレッグ・イーガンの長編『ディアスポラ』が九月下旬に出版されるみたいですね(石野休日さん、ありがとうございます)。「万物理論」を読んだときは、少し性急すぎたなあと今では思います。あんまりなにも考えずに一気…

新城カズマ 『サマー/タイム/トラベラー2』 ハヤカワ文庫JA

1巻の時はあまり楽しさを感じなかった。理由は何の関係もないように挿入されるただの衒学趣味としか思えない話。例えば、地域通貨の話であるとか。突然触れられたかと思うと、何事も無かったようにその話題から過ぎ去っていった。タイムトラベル小説を巡る…

ボルヘスやらカルヴィーノやらエリヤーデやらを読んでみましたが、ただ読んだだけに終わったような気がします。やっぱり感想はかけません。というわけではないのですが、7月に呼んだ本の感想。