2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ラテンアメリカアンソロジー3冊目。収録作家をみてみると、『美しい水死人』とけっこう重なっている。だからといって同じような作品を書いていないところが短編小説のおもしろいところだと思う。深く吟味していけば共通の素材なりテーマなりを見出すことが…
引き続きラテンアメリカ文学の短篇集を読もうと思って選んだ。バベルの図書館という叢書であり、それもあってかボルヘスが編纂と序文を担当している。その序文と、前に読んだ『美しい水死人』、今読んでいる『遠い女』のあとがきを読んでいると、ポーの影響…
夏の夜長にはラテンアメリカ文学がぴったりだろうと思って、とっつきやすそうなアンソロジーから読んでみることにした。 ラテンアメリカと一括りにしてあるけれど、「犬が鳴いていないか」のようなリアリズム小説から、「羽根枕」のホラー、「水に浮かんだ家…