2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

[SFマガジン」 1963年9月号(47号)

「三人が帰った」 A・トミリン 相対論的効果による、地球と宇宙船内の時間の差というテーマを取り扱っている。その差から来る父親の感慨は良く描かれているけれど、地球を知らない息子をもっと突っ込んで描いて欲しかった。 「変身処置」 チャールズ・ボー…

[SFマガジン」 1963年8月臨時増刊号(46号)特集!SFセクソロジー

SFセクソロジーとは、ユーモアと、エロチシズムの結びつき、らしい。まあとにかく個々の作品の感想を。 「砂漠の女」 デーン・カーネル 田中小実昌訳 企画第1番目の作品なのに、なんて感想に困る作品だ。あまりに謎、というか都合が良い話だなあ、という…

SFマガジン掲載のビッスンのノヴェラがあまりにもすばらしかったのと、次のオールタイムベストを決めるときまでにはSFマガジンぐらい読んでおいた方が選択の幅が広がって楽しいだろうなと思うので、ここはひとつSFマガジンのバックナンバーを読んでい…