2004-01-01から1年間の記事一覧

おおざっぱな、本日の活動 01:00 起床 〜02:00 読み残していたSFマガジン2004年2月号掲載の飛浩隆「ラキッドガールUnueaving the Humanbeing」を読む。 〜05:00 飛浩隆「グラン・ヴァカンス 廃園の天使Ⅰ」を読む。 〜09:00 ドラ…

SFマガジンベスト①「冷たい方程式」ハヤカワ文庫SF

「接触汚染」キャサリン・マクレイン 異星でのバイオ・ホラーSF。物語の本筋は、異星の植民団が罹患した風土病「溶解病」の原因を探る、という事だ。けれども重要なテーマは容姿がアイデンティティに与える影響だ。真っ先に思い出したのはテッド・チャンの…

コニー・ウィリス「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」早川書房

少し前に「ドゥ―ムズデイブック」を読もうと言った記憶があるが、先にこちらを読むことになった。おかげで僕は早く読まなければと堅く決意することになった。 突然だが、僕は本を読むのが遅い。それもかなりの域に達しているんじゃないかと疑ってしまう。そ…

山岸真編「90年代SF傑作選・下」ハヤカワSF文庫

「マックたち」テリー・ビッスン 重く、色々と言いたくなるような話を書いているけど、インタビュウの端々に見られるユ−モアが良い味を出していると思った。 「ホームズ、最後の事件再び」ロバート・J・ソウヤー ホームズは読んだ事無いんでよく分からなか…

2006年ドイツワールドカップアジア最終予選組み合わせ決定

北朝鮮への経済制裁発動開始は6月以降にずれ込ませて欲しい、と無責任に考えた。

小川隆・山岸真編「80年代SF傑作選・上」ハヤカワ文庫SF

「ニューローズホテル」ウィリアム・ギブスン サイバ―じゃないパンク作品といったところだろう。でもギブスンにはそんな事どうでもいいような気がする。とにかく文章がかっこいい。スタイリッシュで疾走感にあふれているっていうところだろうか。 「スキンツ…

ポール・オースター「シティー・オブ・グラス」角川文庫

僕は読み終わったときにこう叫んじゃいました。「わたしって誰だよ。」最後の3ページしか出てこない。でもそのあと叫んだことが恥ずかしくなりました。このわたしというのはもちろん作者のポール・オースターではない。この本を読んだ読者の事を指すんだと…

コニー・ウィリス「リメイク」ハヤカワ文庫SF

少し小難しくない奴をと選んだのがこの本。後ウィリスの本を読んでみたかったから。 予想されたとおり王道のラブストーリー。でも悪くない。一途に夢を追いかけ、実現してしまう。そこに至るまでにはもちろん多くの偶然、力(情報)を持った人間の助力はもち…

グレッグ・イーガン「万物理論」創元SF文庫

いつものごとく、きちんと理解しているのか怪しいのだが(むしろ理解していないとはっきり断言しても良いのだろうが)、それでも楽しく読めるものは読めるのだ。 とにかく色々なアイデアがぶちこめられている。題名にもなっている万物理論(略してTOE)は…

野尻抱介「べクフットの虜」ハヤカワ文庫JA

クレギオンシリーズの第7巻。もうすでにおなじみになったキャラクターの活躍を描いている(ドタバタコメディ?)。なじみになっているという点は僕にとっては魅力的だ。一からの人物描写はないので、すらすら読むことができた。もちろんなじみというのはマ…

選択

約一ヶ月読んできた本。 ・中村融、山岸真編「20世紀SF②」(河出文庫) 特に気に入った作品はリチャード・マシスン「終わりの日」だ。SFといえば、こんな作品を指すんじゃないかと思う。街中で暴れているのが少年ばっかりというのは時代のせいなのだろ…

たらたら読む

クリストファー・プリースト「逆転世界」(創元SF文庫)は楽しかった。ページをめくらずにいられない本というのは集中力の持続しない自分にとっては少し珍しい事なんだけれども、とにかくぐいぐいと読んで行く事ができた。話の軸になる部分が二転三転する…

蹴球話

たまにはサッカーの話でもということで、U-19の日本代表について。 このチームは中盤の存在が見えない。運動量が少ないのかポジショニングが悪いのかわからないけど、ボールに絡んでくる中盤の選手が少ないように思う。マイボールになった時に押し上げる…

時には蟻や蜂のように

世の中のこと一切合財頭の中から追放して、何も思い煩う事読めたらなんと楽しいだろうか。そうなる状況に片足を突っ込んでしまっているのが問題あり。 愚痴は置いておいて、せこせこ読んでいく。今日はほぼノルマどおりである。特に記す事無し。

つまみ食いは密の味

せっせと読んでいく。何ページ読んだのかわからなくなったが、後残り3編だ。2日もかからないくらいで読み終えられるだろう。せっせと作業は少し疲れたので今読みたいと思うのを選んで読んだ。そうして選ばれたのが⑥に収録のテリー・ビッスン「平ら山を越え…

西の空、暗闇の中に。

2日は30ページほど。今から挽回しなくては。特に何もしてないんだけどなあ、こんな日が一番虚しい。

計画実行中、しかし多くを失う。

昨日は120ページは読んだんじゃないだろうか。順調とは言え、油断ならない状況に陥ってしまっているので気をつけて読んで行きたい。 それで気になったこと。中村融、山岸真編「20世紀SF③」(河出文庫)収録のJ・G・バラード「砂の檻」と、シオドア…

10月にて決意する事

今日から10月。残り少ない時間の中で、メリハリをつけるにも、何か目標を作ろうと思う。そこで目の前の机の上を眺めてみる。そこにあるのは積み上げられた本の山。僕の家の近くには大きな本屋が無いので、買える時に買っておくようにしているのだ。その時…

娑婆に帰還、そして海を失う。

半月の間、自動車学校に合宿して通っていた。意外に友達が出来て良かった。自分も捨てたモンではないとここに砂上の楼閣を建てる事を宣言します。 考えてみれば2週間もの間同じ部屋に寝泊りすると言うのは人生初で最後の経験だろう。そんな状況の中で楽しい…

ファイナルファンタジーⅥはやっぱり良い。

僕はRPGを評価するのに3つの点からするようにしている。その3つは「物語」「音楽」「システム」である。「物語」、「音楽」はそのままの意味である。わざわざ説明する必要もないだろう。「システム」というのは戦闘のシステムであったり、レベル上げに…

わからなくてもそれはそれで良い

ネットを漁って奇術師(クリストファー・プリースト著、古沢嘉通訳、早川文庫FT)の情報を探した。動機として、自分がこの本に書かれている事を読み取っているか不安になったからだ。で調べた結果、良くわかってなかったみたいだ。叙述トリックがどうのこ…