10月にて決意する事

今日から10月。残り少ない時間の中で、メリハリをつけるにも、何か目標を作ろうと思う。そこで目の前の机の上を眺めてみる。そこにあるのは積み上げられた本の山。僕の家の近くには大きな本屋が無いので、買える時に買っておくようにしているのだ。その時の気分により購入するので、自分の読める量というのを余り考慮に入れずにレジに直行してしまう。そして塔はまだまだ低いが、徐々に高くなっていく。
合宿中にもう一冊本を読んだ。中村融山岸真編「20世紀SF④」(河出文庫)だ。これが楽しめたので、合宿の帰り道に本屋により、シリーズの①を除き購入。ついでに④のなかに収録されていたクリストファー・プリースト「逆転世界」創元SF文庫も購入。こいつらを片付けるのを最大の目標としたい。計5冊。そんなに難しくないかもしれないが、僕は目標を達成した事が無い男だ。たまには目標を達成したい。

④の各々短編の私的評価 〇△×の順
ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア 「接続された女」 ×
ジーン・ウルフ 「デス博士の島その他の物語」 〇
ジョアンナ・ラス 「変革の時」 △
アーシュラ・K・ル・グィン 「アカシア種子文書の著者をめぐる考察ほか、『動物言語学会誌』からの抜粋」 △
ジョン・ヴァーリィ 「逆行の夏」 〇
マイクル・ビショップ 「情けを分かつ者たちの館」 保留
クリストファー・プリースト 「限りなき夏」 〇
バリントン・J・ベイリー 「洞察鏡奇譚」 ×
R・A・ラファティ 「空」 △
フリッツ・ライバー 「あの飛行船をつかまえろ」 〇
ジョージ・R・R・マーティン 「七たび戒めん、人を殺めることなかれと」 △

接続された女」は多分面白さを分かってないんじゃないかなあと思う。後文体が受け入れられなかった。しかし最大の問題点は語り手が誰かわかっていないことか?他の短編を読んで再読か?これは来月の課題にしよう。

④から読んでいるのはジーン・ウルフが読みたかったからです。